甲状腺とは
甲状腺は、縦横幅4〜5cm、厚さ1〜2cm程度の大きさで、蝶が羽根を広げたような形の臓器です。首の前方、喉仏のすぐ下にあり気管に張り付く形で存在しています。

甲状腺の働き
ホルモンの一種である「甲状腺ホルモン」を分泌しています。
甲状腺ホルモンは、簡単に表現すると、からだの元気を出すホルモンです。
甲状腺ホルモンの作用
甲状腺ホルモンは、心拍数、自律神経の働き、消化、代謝、成長など様々な生命活動に関わっています。
甲状腺ホルモンが少なくなると、無気力になり疲労感が出現します。また、心拍が遅くなり、便秘傾向や、体重も増加しやすく、汗をかきにくくなります。
反対に、甲状腺ホルモンが多すぎると、心拍が速くなることで動悸が出現し、下痢や体重減少、多汗などが認められるようになります。